起業家の皆さんとお会いして、まずお話しするのはこのことです。あなたは何歳まで働きますか?50歳でセミリタイアですか?65歳までですか?その場合、手もとにいくらお金があればその後の生活ができますか?
ビジネスプランにおいて、売上の目標はたてていると思います。しかし、その根拠が曖昧な方がほとんどです。それどころか、現状把握さえも曖昧なまま、走ってしまっている方が多いのです。
下の三角形をご覧下さい。
これは、私がクライアントの起業家さんと一緒に作り上げていくライフプランの図です。横軸が年齢、縦軸が貯金の額を表しています。
<例1>
28歳で起業し、50歳まで仕事をするというケース(男性)。日本人の平均寿命は男性79歳、女性85歳(2007年厚生労働省発表)ですので、79歳まで生きると仮定すると、リタイア後は29年間あります。この間の生活で、1年間に400万円欲しいということであれば、50歳時点で1億1,600万円の貯蓄がなければなりません。起業からの22年間で1億1,600万円を貯めるには、毎年いくらの売上を作る必要があるでしょうか。

<例2>
30歳で500万円を借り入れて起業、60歳まで働きたいというケース(男性)。リタイア後は1年あたり500万円欲しいとすると、60歳時点で9,500万円が必要です。30歳からの30年間で、借入金分と合わせて1億円を作っていかなければなりません。

<例3>
30歳で起業した時に300万円の貯蓄があり、65歳まで仕事をしたいというケース(女性)。リタイア後、1年あたり400万円欲しいとすると、65歳時点で8,000万円の貯蓄が必要です。スタート時の底上げがありますから、35年間で7,700万円を作っていく計算になります。

わかりやすく簡略化していますが、実際には年金の見込み額、ローン、出産や子供の入学費用など様々な予定を加味して考えていくことになります。
具体的なライフプランがなく、売上目標の根拠が曖昧な方は、一度ご自分の三角形を描いてみて、その後、常に頭の片隅に置いておくだけでも意識・行動が変わってくるはずです。
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